ランニングは頑張らなくていい
僕は高校2年生から大学、学校の先生になって5年間、「競技」をしてきました。
中学校の時からバレーボール部として高校2年生の5月までやっていました。
僕は部活をやっているからには「強くないと意味がない。結果を残すためにやるもの。」と思っていました。
バレーボールは好きでした。でも身長がありませんでした。高校では高さに壁がありました。
だから自分の身体能力を考えた時に、結果が残せる可能性が高い陸上部へ入部しました。
ずっと頑張ってきました。努力してきました。
高校では目標としていた「インターハイ」には届きませんでした。
もともと体育に興味があったので体育大学に入りました。
そして、全国大会である「インカレ」を目指す日々が始まりました。
大学時に、素晴らしい治療家の先生、ランニングフォームについての神がかった目をもつコーチのおかげで4年目で九州チャンプになり、全日本インカレにも出場し、夢を叶えました。
ここで学んだことは僕にとっての財産です。
重力が働くこの地球において、いかに人体を動かすか。
自然と融合するランニング。人間本来の動き方を目覚めさせる。
これは走りをラクにします。もちろん競技力を向上させます。
社会人になっても年に一度の県下一周駅伝に向けて、1ヶ月集中的に詰めて練習すれば区間賞は獲れました。
ですが、「競技」をすれば「苦しみ」があることは不可避でした。
今でも指導者として「競技」には関わっています。でも走る本質はそこではないと思っています。
そして、一般ランナーになりました。
そこで気づいたことがありました。
それは「ランニングは頑張らなくていい」ということです。
「マラソンの自己ベストを更新するため」
「痩せるため」
「毎日やると決めたから」
・・・
正しく走って、ある程度計画的に強度をつけて練習すれば、結果は必ずついてきます。
しかし、走る「目的に執着」して「頑張って」は結局、走ることが続かない原因となります。
そもそも人は「動きたい」のです。
ハムスターが回し車に勝手に夢中になるように。
色々な「ブロック」「洗脳」「思い込み」があって、多くの人はそれに気づけません。
ただ、今言いたいことは「ランニングは頑張らなくていい」
ということです。
楽しく、自由に、気ままに、好き勝手に、わがままに走ればいいのです。
止まっていいんです。歩いていいんです。休んでいいです。やらなくてもいいです。
そうやって自分のブロックが外れてきた時に、本当の幸せ感が待っています。
それを僕は伝えていきたいのです。